カモシカの参考資料

 カモシカは、名前に「シカ」がついていますが、偶蹄目シカ科の動物ではなく、偶蹄目ウシ科の動物です。日本国内では、唯一の野生のウシ科の動物になります。オスだけが角を持つシカと異なり、オスもメスも短い角を持っています。角はシカのように、季節によって生え替わるのではなく、通常のウシと同様に、頭蓋骨と一体になっている角芯と鞘のように角芯を被っている角鞘に分かれています。

・学名:「Capricornis crispus」か「Naemorhedus crispus

◆本:カモシカ

『動物考古学』
『動物考古学』

●松井(2008)

 

松井 章

2008年

「第7章.大型野生哺乳類」

『動物考古学』

京都大学学術出版会

pp.177-211

 

*イノシシ・ニホンジカ・カモシカ・ツキノワグマの骨格が掲載されている。

『ニホンカモシカのたどった道』
『ニホンカモシカのたどった道』

●小野(2000)

 

小野勇一

2000年

『ニホンカモシカのたどった道:野生動物との共生を探る』

中公新書1539

中央公論新社

 

*カモシカの総論について、書かれています。 

 

『日本産哺乳類頭骨図説』
『日本産哺乳類頭骨図説』

●阿部(2000)

 

阿部 永

2000年

"図142.ニホンカモシカ"[p.144]

"ウシ科カモシカ属"[pp.268-269]

『日本産哺乳類頭骨図説』

北海道大学出版会

 

*カモシカの頭蓋骨の図が、掲載されています。 

『ニホンカモシカの解剖図説』
『ニホンカモシカの解剖図説』

●杉村・鈴木(1992)

 

杉村 誠・鈴木義孝

1992年

「1.骨格」

『ニホンカモシカの解剖図説』

北海道大学出版会

pp.1-19

 

*カモシカの全身骨格の図が、掲載されています。 

『日本史のなかの動物事典』
『日本史のなかの動物事典』

●千葉(1992)

 

千葉徳爾

1992年

「カモシカ」

『日本史のなかの動物事典』

東京堂出版

pp.28-29

 

*日本史の中におけるカモシカについて、短く書かれています。 

『日本野生動物記』
『日本野生動物記』

●小原(1972)

 

小原秀雄

1972年

「カモシカ」

『日本野生動物記』

中央公論社

pp.49-75

 

*カモシカの総論について、書かれています。 

◆論文・雑誌:カモシカ

雑誌「動物考古学」第26号
雑誌「動物考古学」第26号

●西本(2009)

 

西本豊弘

2009年

「動物骨格図集(7):ニホンカモシカ」

『動物考古学』

第26号

pp.171-180

 

*カモシカの全身骨格の図が、掲載されています。 

 

「週刊日本の天然記念物」第6号
「週刊日本の天然記念物」第6号

「カモシカ」

『週刊日本の天然記念物:動物編』

第6号

2002年

小学館

 

*天然記念物としてのカモシカについて、書かれています。